prismScapeFilmの「No!Trafficking」


by no-trafficking

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ビデオと写真


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タイ・ムセキ村のNGO施設、HRDCで撮影したビデオを編集しています。今回はドキュメンタリー的な撮り方ではなく、写真におけるスナップのような撮り方をしていたので、かっちり一つにまとまるものにはなっていません。HDRCに行ったことのない人にはどんな場所なのかが分かるように、HRDCの子どもたちには彼女ら彼らの笑顔を見て楽しく感じてもらうように。どちらにも手渡せるような内容にしたため、中庸な編集です。
しかし子どもたちに使い捨てカメラを渡して「好きなもの」を撮ってもらった写真と合わせて見ると、色々な発見があります。子どもたちが撮った写真は440枚ほどあるのですが、「こうありたい私・こう見たいあなた」が子どもたちの素直な眼差しから現れていて、一緒に遊ぶことやビデオを撮ることでは見えなかった彼女ら彼らの世界を感じさせてくれます。
写真を撮りながら「好きなもの」を見つけることは、自尊心を育てる上で大きなきっかけとなります。当NPOで行っているphotoセラピーに通じる「撮る行為の意味」を子どもたちの写真からあらためて考えさせられます。
それらの展示は11月に行う予定です。
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by no-trafficking | 2008-09-25 15:32

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8月。NPO・てのひら〜人身売買に立ち向かう会さんの企画されたスタディビジット、「少数民族カレン人と人身売買問題に出会うタイ北部7日間」に参加してきました。

ヒューマン・トラフィッキング問題に関して机上で勉強してきましたが、実際にその地の景色に包まれ空気を吸いこみ人と出会うことで、初めて見えてくることがあるのは間違いないことです。今回のビジットは、この問題と私たちがどう関わっていくかを考える上で、非常に貴重な体験をする機会となりました。

写真や映像による報告展示を追って秋に行いますが、その前に今回訪れた所について少し御説明を。

チェンマイからピックアップトラックで山道を6時間ほど行ったところに、少数民族であるカレン人の住むムセキ村があります。その村にあるHRDC(Hilltribes'Resources and Development Center)という施設に私たちは滞在しました。このHRDCとは、様々な理由で困窮した家を訪れ人身売買を行おうとするブローカーから子どもを守るために生活寮を持ち、また女性の手による伝統的なクラフトを伝承するなど村の経済循環を目指した運営を行っています。ここで暮らすのは24名の孤児(エイズ孤児など)を含む82名の子どもたち。共同で生活しながら学校に通っています。

貨幣経済が入り込んだ以上、経済的な循環を成立させていかなければ搾取されるところに追い詰められてしまうのは明らかで、かつ「少数民族」という社会的マイノリティーであることで様々な差別にあうこともままあります。そこからまた良い社会的循環を取り戻すためのサポートは間違いなく必要。そのサポートには色んな形があると思うけど、実際に出会った彼女ら彼らから受け取った「豊穣さ」を共有することがとても大事だという気がしました。
エンパワーメントという言葉が、実感を持って目の前に現われた感じです。
どんな形で自分たちが関わっていくのか、ビジットに行ったことでクリアになった部分が多くありました。やはり「撮ること」がKey。その内容は、また今度報告します。
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by no-trafficking | 2008-09-02 00:07